灯油を軽油として使うための添加剤 -灯油潤滑性向上剤- |
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ディーゼルオン |
□ディーゼルオンは排ガス3次規制適合エンジンに対応しています。(コモンレール対応)
※三次規制適合エンジンには必ずディーゼルオンをご使用ください。 一般的な灯油添加剤は未対応のものがあります。
●セタン価向上性は、ありません。 テスト運転をしながら、セタン価を任意で上げる場合に便利なように、配合してありません。 別売のセタン価向上剤「セタンブースター」をご用意してあります。
●セタン価向上剤配合の姉妹品 「ディーゼルオンプラス」(セタン価:51前後) 「ディーゼルオンハイパー」(セタン価:普通軽油並みの54前後)
これよりも、さらにセタン価を任意に向上させたい場合は、別売のセタン価向上剤「セタンブースター」をご利用ください。
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■燃料費削減効果
※購入価格は税込み・送料込みです。(概算)
ディーゼルオン |
購入価格 |
節約 |
4リットル |
\3,925 |
\22,000 |
18リットル |
\11,025 |
\105,000 |
200リットル |
\74,800 |
\1,210,000 |
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用途: 灯油に200:1の比率で混合し、軽油(ディーゼル燃料)として使用できます。
軽油税削減: 公道公道走行車でない、車両や機械類に灯油と共に使用することで、リッター28円の軽油税を削減。
油性を向上: 灯油や、低硫黄軽油、重油など、潤滑性が不足しているディーゼル燃料の油性を向上。
極圧性の向上: 摺動部の極圧性を向上させ、焼付きトラブルを防止。
セタン価向上: セタン価向上性はありません。セタン価を任意で上げる場合は、セタンブースターを併用するか、 元々配合されているディーゼルプラスまたはディーゼルハイパーをご利用ください。
ピストン清浄性向上: ピストンをクリーンに保ち、効率よい燃焼を維持。
黒煙抑制作用: 黒煙の排出を抑え、環境や身体への悪影響を改善します。
寒冷時の始動性向上: 寒冷時の始動性が改善されます。
凍結防止に: 凍結する軽油の代わりに。灯油+ディーゼルオンなら−35℃までOK。
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超低摩擦係数 (低いほど良い数値です)
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■低価格を実現
当社独自の仕様、ノウハウを惜しみなく投入。プライベートブランドにすることで、どこにも負けない品質と価格を実現しました。
■潤滑性をプラス
ディーゼルエンジンにおいて、重要な噴射ノズル、プランジャーポンプは潤滑性が不足すると焼付き・破損が生じます。 軽油は粘度(流体潤滑)と油性(境界潤滑)により、これらパーツを潤滑していますが、灯油は非常に潤滑性が低く、 ディーゼルエンジンにそのまま使用できません。
ディーゼルオンプラスは高い極圧性を有し、パーツの摺動部に強固な吸着分子被膜を形成し、金属摩擦を防止し、磨耗や焼付きを防ぎます。
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FONT 排ガス3次規制適合エンジンに使用される最新式高圧コモンレールシステムに完全対応<>排ガス3次規制適合エンジンに 使用される最新式高圧コモンレールシステムに完全対応。
■セタン価をアップさせるとき
セタン価向上性はありません。 セタン価を任意で上げる場合は、セタン価向上剤セタンブースターを併用するか、元々セタン価向上剤が配合されている ディーゼルプラスまたはディーゼルハイパーをご利用ください。
■燃焼促進
燃焼促進剤配合により、燃焼を促し、黒煙を減らします。灯油使用における出力不足を改善します。
■燃焼室保護
軽油や重油に比べて硫黄分が少ないため、金属部品やオイルの劣化・腐食を改善します。
■その他
腐食性物質の中和。 燃料経路の防錆。 クリーンな排気で環境にやさしい。
潤滑性向上の目的で、低硫黄軽油へ添加される場合は、公道走行車両にもOKです。
■ディーゼルオン・シリーズの比較
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セタン価 |
燃焼促進 |
サビ止め |
潤滑性 |
価格 |
環境性能 |
ディーゼルオン |
☆☆ |
☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
ディーゼルオンプラス |
☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
ディーゼルオンハイパー |
☆☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
☆☆☆ |
☆☆☆☆☆ |
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何といっても、リッター32.1円の軽油税削減は大きい。
燃料噴射ポンプやノズルの焼付き防止。
低硫黄軽油の潤滑性も向上(低硫黄軽油の潤滑性を補う場合は当製品を公道走行車に入れてもOK)。
灯油使用時のパワー低下を防ぐことで、ムリなアクセルワークがなくなり、結果として燃費が向上。
軽油を使用しないため、ピストンやシリンダーがキレイ。つまり、エンジンオイルの汚れ減少。
カーボン付着・生成を減少し、ブローバイガスを減少。よってオイルあがり(オイル減り)を減少。
軽油中の硫黄が出ないので、SOx(亜硫酸ガス)、PM粒子がほとんど出ない。
軽油を使わないので黒煙がほとんど出ない。作業場が汚れない。
寒冷時の始動性にすぐれ、バッテリーやセルモーターへの負担を軽減。
混合灯油は−35℃まで凍結しません。
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灯油200に対し、ディーゼルオン1を入れて下さい。
低硫黄軽油やバイオディーゼルなどの潤滑性を向上させる場合は200:1から500:1の適量を混合して下さい。
また、燃焼不良や焼付きかけているエンジンについては、はじめに100:1くらいの濃いものを入れて下さい。 症状がひどい場合には修理後にお使い下さい。
燃料タンクに先にディーゼルオンを入れ、あとで灯油を入れることで攪拌(かくはん)して下さい。
タンク内を水抜きしてからご使用下さい。
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すべてのディーゼルエンジン
建設機械、重機、農機、船舶、フォークリフト、除雪機、発電機、コンプレッサー、各種機械など、すべてのディーゼルエンジンにご使用になれます。
対応油種: 灯油、低硫黄軽油、重油、バイオディーゼル燃料など。
車検登録の無い(ナンバープレートの無い)
構内作業車輛 及び 土木 ・ 建設機械 、 各種産業機械 などにご使用下さい。
■農業 ・ 農場 ・ 農園
・ 酪農 ・ 果樹園 トラクター 、 クローラー 、 田植え機 、 コンバイン 、 テーラー 、 耕耘機 、作業機、 収穫機 、 直播機
、自走・ 乗用草刈機 、 刈払機 、 下刈機 、 動噴 、 乾燥機 、 農業用薬剤散布車、刈取脱穀作業車、もみすり機 、 バインダー 、 ハーベスター 、
灌水ポンプ 、 土壌消毒機 、 水田 ほか各種管理機、調整機、肥料散布機、インプルメント、防除機、SS(ステレオスプレーヤ)、 動力噴霧機
、高所作業機、 粉砕機 、 除雪機 、 融雪機 、 融雪剤散布機 、積込機械、 運搬機械 、野菜機械、甘藷移植機、ハウスロータリー、畦整形器、 茶摘機
、摘採機、 果樹機械ほか 農林機械 、アグリマシン。
■林業 ・ 製材業
集材機 、自走式搬器、林内作業車、ウインチ、プロセッサ、 抜根機 、ハーベスター、 フォーワーダー
、タワーヤーダー、スイングヤーダー、 グラップルスキッダー、フェラーバンチャー、スパウタースプレーヤー、廃木材リサイクラ、 木材チッパ 、 シュレッダー
、ほか 樹木・林業機械 、 発電機 、 ユンボ 、キャタピラー式機械など。
■園芸 ・
造園業 ユンボ 、 ブルドーザ など。
■採石 ・ 砕石 ・ 石材 、 製鉄 ・
鉄鋼業 フォークリフト 、 重ダンプトラック、特殊運搬車 、 ユンボ 、自営消防設備など。
■漁業 ・ 水産 ・ 養殖業 発電機 、 網捌き機 、 船舶 、 船舶用動力機 、 補機 、 ポンプ
など。
■酪農 ・ 畜産 ・ 放牧場 空気圧縮機 、 草刈機 、
原野作業車、草刈作業車、トラクター など。
■製造業 ・ 工場 エアコンプレッサー 、
フォークリフト など。
■印刷 ・ 出版業 フォークリフト
など。
■保税 ・ 海運 ・ 倉庫 ・ 運輸 ・ 運送 ・ 港湾荷役業 クールコンテナ
用 冷蔵・冷凍機 、 工場内搬送 ・ 運搬車 、 ターレット式構内運搬自動車、フォークリフト など。
■建設 ・ 建築 ・ 土木 関連業 大規模・ 大型建造物 、 トンネル 、 幹線道路 、 高速道路 、 橋 、
ビルディング 、 地下工事 などに。 発電機 、 洗浄機 、 路面清掃車 、 溶接機 、 プラズマ切断機 、 切断溶接兼用機 、 投光機 、 バックホー
、 掘進機 、ショベル・ローダ、ホイールローダー ( タイヤシャボ )、 タイヤ・ドーザ、振動タイヤローラ
、ロード・ローラ、グレーダ、ロード・スタビライザ、マカダムローラ 、 コンバインドローラ 、 キャリア 、 ウェルダー 、 ユンボ 、 パワーショベル
、 ブルドーザー 、 ローラー 、 モータ・スイーパ、ダンパ、ホイール・ハンマ、ホイール・ブレーカ、ロードカッター 、 フィニッシャー 、
モーターグレーダー 、 マカダムローラー 、 フォーク・ローダ、クローラードリル 、 泥上掘削機 、 アーティキュレートダンプトラック 、 転圧機 、
モービルクラッシャー 、 クローラダンプ 、 クローラーキャリア 、 トンネルマシン 、自走式土質改良機、 クローラークレーン 、 吊上機械、 けん引機械
、 アスファルト・フィニッシャ、アスファルトディストリビューター 、 スプレヤー 、 凍結防止剤散布車 、 路面切削機械 、 道路維持補修機械器具 、
せん孔破砕機械 、 杭打機 、 クローラクレーン 、 ストラドル・キャリヤ、ホイール・キャリア、アースドリル 、 スクレープドーザ 、 油圧ハンマ 、
全回転圧入装置 、 アスファルトカッター 、 水中ポンプ電源スクレーパ 、 掘削機械 、 積み込機械 、 運搬機械 、 クレーン 、
ホイール・クレーン、高所作業車 ・ ホイスト 、基礎用工事機械、 穿孔機械 ・ ブレーカ 、 締固め機械 、 舗装機械 、 解体用機械 、
空気圧縮機(エアコンプレッサー) 、 コンクリート機械 、 除雪機械 、発動発電機 、 溶接機器 、 鑿井機材 、ほか 油圧機械
など。
■掘削 ・ 土壌 、 地盤 、 温泉 、 地質調査 ・ ボーリング ・ 杭打ち ・
建設コンサルティング・ 基礎工法関連業 掘削運搬機械 、 連続式バケット掘削機、地下建設機械 、 環境リサイクル機械 、
くい打ち機及びくい抜き機、ペーパードレーンマシン、 大口径掘削機、アースオーガー、地下連続壁施工用機械、ジブクレーン、タワークレーン、ボーリングマシン、ドリルジャンボ、クローラードリル、 トンネル掘進機、アグリゲートスプレッダー、フィーダー、クラッシャー、選別機、アスファルトフィニッシャー、コンクリートフィニッシャー、 コンクリートスプレッダー、コンクリートペーバー重機
全般。
■解体 ・ 産業廃棄物処理業 ブルドーザ 、 フォークリフト 、
環境リサイクル機械 など。
■ゴルフ場 ・ リゾート施設 ・ 娯楽施設 圧雪車 (
ピステン )、 トラクター 、 運搬車 、 発電機 、各種施設の ロータリ除雪車 ・ 融雪ドーザ 、 凍結防止剤散布車 、 雪捨て場 用 ユンボ 、
パッカー など。
■ほか産業用 コージェネ 、 緊急用発電機 、 産業用エンジン 、
原動機 、 暖房機 、 ディーゼルヒーター 。 クボタ ( KUBOTA )、 井関農機 ( イセキ / ISEKI )、 ヤンマー ( YANMAR
)、 三菱農機 、 神戸製鋼 ( コベルコ / KOBELCO )、 新キャタピラー三菱 ( CAT )、 コマツ / 小松 ( KOMATSU )、
KATO 、 日立建機 ( HITACHI )、 タダノ ( TADANO )、 TCM 、 デンヨー ( DENYO )、 新ダイワ工業(株) (
Shindaiwa )、 エアマン北越工業 ( AIRMAN )、 住友 ( SUMITOMO )、 トヨタ 、 ダイハツ 、 日産 ( ニッサン
)、 富士重工業 ( スバル )、 ホンダ ( HONDA )、 イスズ ( ISUZU )、 ボルボ ( VOLVO )、 ダイムラークライスラー (
ベンツ )、 川崎 ( KAWASAKI )、 ヤマハ ( YAMAHA ) ヤナセ 、 石川島建機(株) 、 石狩造機 、 小橋工業 、
(株)明治機械製作所 、(株) ダイヘン 、 範多機械(株) 、(株) カワサキマシンシステムズ 、 日本車輌製造(株) 、 スーパー工業(株) 、
酒井重工業(株) 、 共立 、 二プロ 、 スター 、フォード 、 日農機 、 コバシ 、 静岡精機 、 石川島芝浦機械 、 初田工業 、 金子農機 、
佐竹 、 ゼノア ( ZENOAH )、 スチール 、 スター農機 、 ハスクバーナ 、 タカキタ 、 タイワ精機 、 大島農機 、 リリー ( Lely
)、 クラース ( Claas )、 クーン 、 フェラボリ 、 ボブキャット ( Bobcat )、 三陽機器デリカ 、 ロビン 、 細川製作所
、 山本製作所 、 丸山製作所、 トーカイ工業 、 ネポン 、 中川車両 、 ウインブル 、 落合刃物工業 ( OCHIAI )、 和同産業 、 チクスイ
、 マキタ 、 リョービ 、 共立 、 築水キャニコム 、 ササキ 、 サイトー 、 アテックス 、 アグリップ 、 松山 、 サンワ 、 マルマス 、
石井 、 タイガーカワシマ 、 東興産業 、 みのる産業 、 文明農機 、 スガノ農機 、 三州産業 、 麻場産業 、 フルカワ( 古川機械金属
)等駆動用、ガソリンスタンド、 給油所ほか各種ディーゼルエンジンに。
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公道走行車(ナンバープレート付きの車輌)に灯油を入れると軽油引取税の脱税となります。脱税目的でのご購入は固くお断りします。
ディーゼルオンを入れてセタン価が不足している場合は、セタンブースターもご併用下さい。
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■よくある質問(FAQ)
Q056.ディーゼルオンは、いつから製造・販売されていますか?
A.30年以上前から製造・販売され、常に改良が加えられています。
Q057.本当に3次規制適合のエンジンに使っても大丈夫?
A.はい、問題ありません。ディーゼルオンは規定の添加量で、軽油をしのぐ潤滑性を発揮します。安心してご使用下さい。
Q058.灯油と混ぜた場合、路上検査に引っかかりますか?
A.はい。引っかかります。添加剤の成分ではなく、灯油に混入されている「クマリン」という識別剤が蛍光反応を示します。よって、灯油を給油していれば、「御用」となります。 ※脱税を前提としたご購入はお断りしております。
ディーゼルオンをセタン価向上剤や、潤滑性向上剤として使用されるのは問題ございません。
Q059.近所にディーゼルオンを売っているところはありませんか?
A.数十箇所のガソリンスタンドに卸しています。
Q060.ディーゼルオンは粘度が低くサラサラですが、潤滑性は大丈夫?
A.ディーゼルオンは摺動部に素早く入り込み、油膜を形成できるよう、最適の粘度に設定されています。
Q061.ディーゼルオンは高価ですね?
A.はい・・・。高級な潤滑油を使用しているもので。 どのような条件下でも、軽油を上回る潤滑性を発揮できるよう、製造されています。ほかの添加剤において、潤滑性は軽油と同等か、軽油未満のレベルで製造されているものもあります。
Q062.ウチにある重機のうち、1台は軽油の場合と同じように動きますが、もう1台はパワーが落ちました。
A.エンジンによってはセタン価要求値が高いものがあり、軽油並みのセタン価がないとパワーや始動性が落ちる可能性があります。これはエンジン個々に違いますので、お試しいただくことで、事前に判断できます。 セタン価をさらに上げる場合は、セタンブースターを併用することでも解決できますが、燃焼カロリーが原因ならば、セタンブースターでは、解決しません(灯油は軽油よりカロリーが低いことが原因)。 どうしてもパワーが上がらない場合は、軽油を何割か混合することで解決できます。
Q063.排ガス3次規制エンジンは、この燃料で絶対動きますか?
A.最新の重機の中には、灯油や重油を入れると、排ガスを検知して、噴射ポンプを止める機能を持った機種があります。そのような機械は、検知機能を解除させなければ灯油を給油できません。
Q064.この燃料を公共工事に使ってもいい?
A.公共工事は軽油で見積もりされているでしょうから、工事中の抜き取り調査で軽油ではないと判断されると、以降の工事受注に支障が出る恐れがあります。ご使用についてはユーザー様のご判断でお願い致します。
Q065.ディーゼルオンを使いはじめて白煙が出るようになった。
A.ディーゼルオン + 灯油 またはブルゾール + 灯油を使われている方で、まれに白煙が出る場合があります。これは、 軽油 に含まれる 硫黄分 が経年劣化したシール部を膨張させて気密性を保っているところに、
硫黄分 がほとんど無い「 灯油 」を使用するためにシール部がやせ、燃焼室にオイルが入るため起こるようです。よって超 低硫黄 (サルファーフリー)
軽油 でも同様の症状が出ると考えられます。症状がひどい場合は、少し 軽油 を混合するか、シール部を交換すれば白煙が消えると思われます。
その他Q&A
■規制・税金に関する質問
Q049.なんで ディーゼルエンジン に 重油 を使っちゃだめ?
A.重油 で動く 船舶 などの ディーゼルエンジン なら問題ないですが、通常は 軽油
を燃焼することが前提のため、 重油 を燃やすとNOxやSOx値が最悪となり、環境をとんでもなく悪化させます。だから硫黄含有分20ppm(標準値)の 灯油 +
ブルゾール は環境にやさしいのです。
Q050.不正軽油 とはどのようなもの?
A.不正軽油 とは、 ディーゼル 車輌などの 燃料 として使用されている 軽油 に、 脱税 を目的として 重油等を混ぜ、
軽油 と偽り販売または使用しているものです。 不正軽油 、特に 重油 を混ぜたものは、排気ガス中の有害物質を増加させ、環境に悪影響を与えます。 軽油 と
A重油
を1:1割合で混和した場合、排ガス中のPM(粒子状物質)は14〜17%、NOx(窒素酸化物)は7〜8%増加するというデータがあります。
Q051.密造軽油 とは?
A.様々な方法を用いて不正に作られた 軽油 の総称。JIS規格の 軽油
の性状に該当しなければ、厳密には「 軽油 を製造した」とは言えないと思いますが。 クマリン 除去などを行ったり、 重油 を混ぜたりして作ったものも、
密造軽油 と呼ばれるようです。
Q052.どうやって クマリン を除去するの?
A.クマリン の除去方法を聞いてどうするのでしょうか? 脱税 が見つかれば、重〜い 追徴税
が加算されますよ。 クマリン を含む 重油 や 灯油 などの燃料油に濃硫酸を反応させると クマリン を除去できるようですが、副産物として猛毒の 硫酸ピッチ
が析出することも最近ではよく報道されてる事実です。この 硫酸ピッチ の不法投棄が現在環境汚染の原因として問題になっています。
日本国内で、
クマリン は、 軽油引取税 の 脱税 防止のため、 軽油識別剤 として、1992年から 灯油 および A重油
(軽油周辺油種と呼ばれる)に、1ppm(g/L)の濃度で添加されている。石油元売業者の製油所から出荷される際に添加されるので、市販される際にはすでに入っている。自動車の
ディーゼルエンジン は 燃料 に 軽油 を使い、自動車の燃料としての 軽油 には 軽油引取税 が課税される。ところが自動車用 ディーゼル 機関は燃料に 灯油 や
A重油 をある程度混合しても動作し、自動車用 軽油 の使用が減る分 軽油引取税 を払わずにすむ(脱税)。 軽油 には クマリン が入っていないので、
ディーゼル燃料 を蛍光分析装置などで分析し蛍光反応が出た場合、 灯油 や A重油 が燃料に入っていることが判明する。これはすなわち 不正軽油 使用による
脱税行為 その他で税当局から厳しく取り締まられることとなる。 しかしながら、 クマリン が酸や アルカリ によって分解されることが判明して以来、 クマリン を
硫酸 や 水酸化ナトリウム ( 苛性ソーダ )により 除去 する方法を用いて 違法 に 密造 された 不正軽油 が出回るようになった。 脱税 に加え、
不正軽油 使用による大気汚染が問題となり、さらに、 クマリン除去 に 硫酸 を使用すると廃物として 硫酸ピッチ が発生することから 硫酸ピッチ の 不法投棄
の原因として問題となっている。そのため クマリン に替わる、酸やアルカリなどの薬品に反応しないなどの安定した特性をもつ 軽油識別剤
の開発が行われている。
Q053.濃硫酸 以外に クマリン を除去する方法はある?
A.私に聞かないで下さい。共謀罪はイヤです(実際知らないし)。化学に精通したヒトなら知っているかも知れません。
Q054.免税証
を知人に売っていい?
A.免税証 は指定した 船舶 や
産業機械 、 車輌 等の 燃料
購入時に使用できます。所有者が同じでも、対象が違えば使えません。まして他人となると、購入した側も売却した側も課税対象になります。
Q055.公道走行車両に 灯油 を入れると絶対に 脱税
になる?
A.一般にはそうなります。例外として、納税すれば灯油でも大丈夫ということを聞いたことがあります。詳しくは税務署にお尋ね下さい。 |